勿忘草 季節は風と共に ただ 心だけを残してた 雪に埋もれ ただ ひたすら 奇跡待ち焦がれていた 細い左腕に 忘却の針を 何度も刺しても 抜いても まだ覚えている まだ忘れられない まだ消えない 貴方がいて 枯れ落ちたハズの勿忘草 もう一度咲かせたい もう一度貴方と 懐かしさ感じた 降り積もる雨にも もしも叶うのなら 咲かせて 青い花 吐く息の白さに 蘇る風景 凍て付く切なさに震え 灰色の雲は 太陽を抱きしめた私に光は射し込むの 閉ざさないで 雨と光り浴びて もう一度咲かせたい もう一度貴方と 花びら開く頃には 季節は変わり 虫達が幸せ運ぶと 信じて 勿忘草 今はひっそりと一輪 もしも 叶うのなら 咲かせて 青い花 |