アメノデキゴト… 濁りだした身体は 闇に魂を売り売られ 鏡は全て映していた 心の底までも 愛するものの これ以上深く愛せないまま 濡れる黒髪を伝う 銀色の雫 覚えている…? 凍える夜 この雨に射たれながら 口唇とクチビルを 重ね合わせたこと 記憶を失くした あなたは知らない 車椅子に座らされている 理由を 私が犯した 重すぎる罪も 自分の命が 長くはないことも 記憶を失くした あなたは 何も… 私があなたを 押している理由を 十月の雨のよるの出来事も 自分の名前も わからぬまま 私の存在すらさえも 頭から全て消えたの… 神様 私の罪を何故に 彼女に被せたの… 愛するものの これ以上深く愛せないまま 痩せ細った身体 背中から強く 抱きしめた |